当園について

01

あいさつ
こどもたちこそ
たからもの

園長 保森 英士

たから幼稚園は、前園長保森覚道が、戦後間もない昭和23年、荒廃のなか当時の小中学生を集めて寺子屋教育を理想とし、日曜学校をはじめたことが成り立ちのはじめです。
この活動が基となり、多くの檀家の皆様・地域の皆様のご協力に支えられ、昭和26年仏教的情操教育を行う幼稚園を理想として「たから幼稚園」が 開園いたしました。
「たから幼稚園」の園名の「たから」には由来が3つあります。
ひとつは仏教の教え「仏宝」「法宝」「僧宝」から由来しています。「仏宝」とは、お釈迦様そのものの姿、「法宝」とはお釈迦様の説かれた教え、「僧宝」とは、その教えを民衆に広める人々をいい、この三宝の「たから」をとったものです。
ふたつめは設立母体である如宝寺の「たから」に由来しています。
そしてみっつめは子どもとは、親にとっていかなるものにも優る大事な「たからもの」であることから命名されました。
いまも、園庭に変わらずに響く園児たちの元気な歓声を聞きながら、創立から70年もの時を経て、みなさんの、地域の、大事な「たからもの」をお預かりして成長を見守り続けられることに感謝申し上げます。

02

こころ
広く世のため 人のため

建学の精神

「済世利民」・・(広く世のため人のためにおこない、困っている人を救済する)の教旨に基づいて経営し、幼児に適当な環境を与えて、その心身の発達を助長する。

教育理念

幼児一人ひとりの個性の伸長をうながし、心身ともに豊かな子どもを育てる。

教育目標

  • じょうぶで明るいこども
  • よく考えてよく遊ぶ子ども
  • ともだちと仲良くし思いやりのある子ども

03

園の特色
豊富な樹木があり
四季を感じられる広い園庭

さくらのつぼみが大きくふくらむ4月8日から始まる、たから幼稚園の1年間。お釈迦様の誕生をお祝いしながら甘茶をかけ、スタートします。
子どもたちは毎日、滑り台、ブランコ、ジャングルジム、で楽しく遊びながら幼稚園生活を過ごします。
はじめての集団生活で、たくさんの友だちと出会い、きまりを身につけ、こころを豊かにしていく日々。
春が過ぎ、夏が訪れ、収穫の秋をこえて、白い雪の中を元気にかけぬける子どもたちは、心も体も、ひとまわりもふたまわりも大きく成長し、送り彼岸の3月24日、卒園式を迎えます。

ののさまに・・・
と小さな手をあわせ
育む情操のこころ
たから幼稚園では、創立から建学の精神と情操教育の一環として、毎朝のおあつまりの中で園児が目をつぶり、手を合わせ「ののさまに」を歌っております。
お釈迦さまの写真を前に「きょうも いちにち おまもりください」と唱えるこどもたち。
園庭では、たから幼稚園のシンボルである「白いぞうさん滑り台」「たから地蔵」が長年変わらずに園児たちを見守り続けています。
お寺の幼稚園ならではの
伝統的な行事
また、お寺の幼稚園ならではの仏教的な行事もおこなっています。
4月29日には「お花まつり」として、園全体でお釈迦さまの誕生をお祝いします。
年長さんに進級すると、お稚児さんの衣装を身につけ、如宝寺境内を歩きます。
創立以来の行事である「おもちゃ供養」では、おうちから壊れてしまったおもちゃ、使わなくなったおもちゃを持ち寄り、園長先生がお経を唱え、供養の儀式をすることで、ものを大事にする心を育てています。
花まつり
入園・進級してまず行われるのが、お釈迦様の誕生をお祝いする「花まつり」です。桜の花びらが舞う中、如宝寺境内に全園児が集まり、お釈迦さまに甘茶をかけてお祝いをします。年長になると稚児衣装を着て参加します。